いつも楽しくご機嫌な演奏を聴かせてくれるモダンタイムスの春のライブです。今回のゲストは、キュートな歌声が素敵な森口ミカさんと演奏に真面目で温かい人柄が伝わってくるギターの花崎理が登場です。


ジャズシーンの前線で意欲的な活動を続けている三重県出身のピアニスト薮野遥佳さんがギターリストの山口廣和さんとのユニット「谷の人」で登場。

同名の新しいアルバムは、純ジャズ的なものから現代音楽的なもの、フォークローレ的なもの、タンゴ調のもの、と目まぐるしく曲調が変化していて、どのようなコンセプトなのかと薮野さんに質問したら、それぞれストーリーに基づいて曲づくりがされているとのこと。解説をもらって改めてアルバムを聴きなおしてみると、音楽に導かれるように頭のなかに絵本に描かれた物語世界が見えてきました。

以下、薮野さんによる曲についての解説

01. Dawn

長い冬眠から谷に春を告げる曲。谷の夜明け、朝日のきらめき。

02. Mayim

雨乞いの曲。「水」という意味のタイトルでピアノの透明感ある音色と、乾きを感じるギターの刻みで雨乞いをイメージ

04. kaksi karamellia

2個のキャラメルの意。ムーミンのキャラクターリトルミィの愛らしさと悪戯っぽさを描いた曲。

05. Tulippa

ムーミンのキャラクター、チューリッパを描いた曲。髪の長い美しい女性を透明感ある音でデッサンするイメージ。

06. Homage to Piazzolla

ピアソラのオマージュ作品。タンゴなんて踊れないわ、なんて思いながら自由に踊る谷の人をイメージ。

と続きます。(続きは紙のフライヤー見てください)

参考:藪野遥佳×山口廣和デュオ演奏動画

https://www.youtube.com/watch?v=KXRoZvTPL4A


沖縄からボーカルの護得久朝寿さんとピアノのサトウユウ子さんが松阪にやってきます。サライではお馴染みとなった護得久さんは、飾り気のない暖かくて優しい歌声で三重県にもファンが増えてきています。沖縄を代表するジャズピアニストのサトウさんは今回が2度目の出演、アイディアが豊富で前回はグルーヴィなピアノを披露して頂きました。

沖縄のジャズは独特な文化的背景と歴史によってユニークな発展を遂げてきたと言われています。明るくて開放的な雰囲気を感じさせてくれながら、護得久さんは太陽のように情熱的で、風のように自由に歌ってくれます。


三重県を拠点に活動しているドラムの加藤尚彦さんがプロとして東京で活躍している弟の加藤友彦さんを呼んで、三重県の素敵な仲間とのライブ。
若い感性で瑞々しい演奏を聴かせてくれます。


今年も素敵な女性のブルースプレヤーがサライに登場。

バラードからアップテンポの曲まで抜群のコンビネーションでギターとピアノだけとは思えない密度の濃い演奏を聴かせてくれます。静沢さんのブルースフィーリング溢れるギタープレーと和田さんの左手が生み出す力強いベースラインと右手による歯切れのよいピアノプレーはブルース通が多い関西でも多くのファンを掴んでいます。

 

<静沢真紀(ギター)>

東京生まれで小学生の時に滋賀県へ移住。11歳からギターを始め、京都を拠点としたバンド活動を経てブルースに開眼し塩次伸二に師事。1997年女性ブルース・ユニット“STORMY”にギタリストとして参加。自己のバント他、ソロ活動で内外のミュージシャンとも交流し、ビルボード誌に「日本を代表するブルースギタリスト」として紹介される。演奏活動の傍らギター講師やカメリヤマキ名義での司会アシスタント、『わたしの妖怪体験記』を執筆するなど、多岐に渡って活躍中。

 

<和田八美(ピアノ)>

広島をホームグランドとして関東や関西にもレギュラーバンドを持ち全国エリアで活動中。 近年ソロ活動やオリジナル楽曲を制作、歌にも本格的に取り組む。師である有吉須美人氏が住むシカゴで2018年Chicago blues piano contestに参加して堂々第2位獲得。上田正樹や近藤房之助とのツアーをはじめ、様々なミュージシャンと共演。確かなグルーヴ感と女性ながら力強くアーシーなピアノは国内外に根強いファンを持つ。


ジャズファンは勿論、ポップスファン、女性ボーカルファンに是非見て頂きたいライブです。言葉ではなかなか魅力を伝えられないので、まずは動画を見てください。お洒落な映像がついたPVもいいのですが、まずお勧めはこれです。気さくな人柄とシンガーとしての力量が伝わってくると思います。

https://www.youtube.com/watch?v=-hZe1LY3CDw

https://www.youtube.com/watch?v=vkbjx4INHQg

 

<chihiRo-Decoy(チヒロ デコイ)>

神奈川県出身。高校時代よりシンガーソングライターとして活動を始め、2002年JiLL-Decoy association (通称:ジルデコ) のボーカルとして始動。2006年ポニーキャニオンよりメジャーデビュー。ジャス、ロック、ファンクを融合したオリジナリティの高い楽曲で多くのファンを魅了、2013年にはアルバム『ジルデコ5』が「第55回日本レコード大賞」の<優秀アルバム賞>を受賞。東京ジャズや日本全国のジャズフェス、国内最大級のロックフェスRISING SUN ROCK FESTIVALにも出演。

 

今回のライブでは名古屋の人気ピアニストの平光広太郎さんとのコラボレーションでオリジナル曲やカバー曲を演奏。それぞれの良さを引き出し合いながら、洗練されたステージングとハートウォーミングな歌声、圧倒的な歌唱力でハイレベルなパフォーマンスを見せてくれます。

 

<平光広太郎>

愛知県東郷町出身。 幼少期よりクラッシックピアノを学び、岐阜大学でジャズピアノに出会う。水野修平氏に師事し 2009年から本格的に演奏活動を開始。2012年金沢のジャズコンペティションで優勝。これまで4枚のリーダアルバムを発表。名古屋を代表する人気ピアニスト。近年ジャズオルガニストとしても活動していて活動の幅を広げている。


長年、日本の音楽シーン中心で活動されているトランぺッターの牧原正洋さんが単独で三重県に来られて、こちらのミュージシャンとライブを開催されます。
サライではベースの川合進さんとボーカルのJUDYさんのデュオユニット「KAWAI&JUDY」との共演、ライブの後半はセッションタイムということです。素晴らしい演奏を堪能するとともに、トッププロと一緒に演奏することで学ぶものもの多いのではないかと思います。ぜひ大勢の方のご参加お待ちしています。


ビル・エバンス、キース・ジャレット、ブラッド・メルドーらにつながる叙情派ジャズピアノトリオの流れを受け継ぎながらも、新たな世界を開拓する林祐市さん。

2019年に若手実力者の出宮寛之さん、木村紘さんと結成したこのトリオの演奏は、北欧ジャズに通じる透明感や抒情性、物憂げさを感じさせるロマンティズムをベースに、曲によってはエッジの効いたリズムや現代的なアプローチがあったり、と変化に富んだ演奏を楽しませてくれます。

 

<林裕市>

5歳からピアノを始め、大学在学中から演奏活動を開始。

2008年に自己のピアノトリオTRISPACEを結成し、スウェーデン録音を含むアルバム4作品をリリース。全国のみならずイタリアでもツアーを行う。2023年に現在のトリオでアルバム”Song for Tomorrow"を発表。ジャズ誌等で高く評価される。

叙情派と評され、透明感のある美しい音色と、繊細かつ力強い演奏は聴く者の心に響き渡る。2016年からは、名古屋芸術大学で教壇に立ち、後進の育成にも注力している。

 


横浜を拠点に活動している音楽ユニット ”jaja” 、三重県を気にいってもらって県内のジャズフェスにも積極的に出演されています。サライには通算で7度目の登場です。前回も来て頂いたピアノの坂本さんとのデュオライブです。坂本さんの繊細なタッチのピアノが秋山さんの伸びやかなサックスを支えます。ノリのよい明るいサウンドとユーモアあふれる秋山さんのMC、楽しいライブになるはずです。

 

<秋山幸男さんのプロフィール>

フュージョンバンドjajaで2004年ホリプロよりデビュー。HMVのJAZZ部門ネット予約1位。発売2週間セールス1位を獲得。2005年には東南アジアでCDデビュー、海外公演も果たす。2006年ビクターよりメジャーデビュー。2ndアルバムがアドリブアワード国内ニュースター賞を受賞。2009年、秋山がSJ社アドリブアワードで国内SAXプレーヤ人気投票でトップ10に入る。事務所独立後2018年、インディーズからメジャーにカムバックして国内ジャズフェスなど多数出演、横浜より世界へJapanese Jazzを認めさせるオンリーワンバンドとしてjajaを率いる。


ジャズ界が熱く注目する若き逸材、素晴らしいピアノトリオの登場です。新しい世代が演奏する最前線のジャズを是非聴いてみてください。ずっとあとになって「若い時の演奏をサライで見た」「おー、凄い!」となるかもしれません。

 

<魚返明未>

1991年東京都生まれ。高校時代にジャズピアノを始める。東京藝大作曲科在学中に初リーダーアルバム発表。現在、自己のトリオ、井上銘とのプロジェクトなどの演奏活動に加え、現代音楽、映画音楽の作曲なども手掛けている。卓越した演奏技術と高い音楽性で若くして日本を代表するジャズピアニストのひとり。

 

<高橋陸>

1996年 千葉県東金市生まれ

12歳でベースを始め、15歳でプロ活動を開始。2014年バークリーにフルスカラシップで留学。2017年にJohnny O’Neal Trioの一員としてNYで演奏活動。帰国後は内外のトップミュージシャンとの共演を重ねる。台頭する若手世代のなかでも、群を抜く演奏力でトッププレイヤーから引っ張りだこのベーシスト。

 

<中村 海斗>

2001年米・ニューヨーク生まれ。 群馬育ち。 中学からジャズを演奏し始め、高校時代には石若駿の代役としてミシェル・レイスの日本公演で演奏。昨年は初リーダアルバム発表、コットンクラブでのワンマン公演と進境著しい注目の若手。


サライの木曜日のジャムセッション
サライの木曜日のジャムセッション

<Session in Serai>

 

特別なイベントがない木曜日と金曜日はセッションナイト。地元の腕利きミュージシャンが交代でホストを務めてくれて毎回熱く盛り上がります。ボーカルの方は譜面3部持って来てください。 

 

¥1000

 

Do Jazzライブ
Do Jazzライブ

 <Do Jazzライブ&セッション>

毎月第1土曜日 19:30~(変更あり)

ジャズユニットDo Jazzによるスタンダードを中心とした演奏と来場者参加のセッション。ホーンのアンサンブルと熱のこもった各パートのソロ、そして野崎さんの魅力的なボーカルが聴きもの。

 

¥1,000

JATPライブ
JATPライブ

<JATPライブ>

毎月第3土曜日 19:30~(変更あり)

ギターの古立さん、ボーカルのりょうこさんのご夫婦を中心に腕利きのベテランのメンバーが毎月趣向を凝らした楽しいステージを見せてくれます。お客さんを交えたセッションもあり。

 

¥1,000